今回は、「〇〇しなければいけません/なりません」と言うような義務の表現を2つ勉強していきましょう。
その2つは、英語でいう義務の表現、「must」と「have to」の様に、ニュアンスが微妙に違ってきます。
では、ポイントから見ていきましょう。
아/어야 돼요, 아/어야 해요:意味 ~しなければいけません
動詞の아/어요形から「요」を取って「야 돼요」を付ける。
動詞の아/어요形から「요」を取って「야 해요」を付ける。
例)勉強しないといけません:공부해야 돼요/コŋブヘヤドェヨ
공부해야 해요/コŋブヘヤ ヘヨ
痩せないといけません :살을 빼야 돼요/サルL ッペヤ ドェヨ
살을 빼야 해요/サルL ッペヤ ヘヨ
「~야 돼요」と「~야 해요」の使い分け
「~야 돼요」は外からの圧力、「~야 해요」は自分の強い意志
「~야 돼요」は英語でいうと「have to」に当たります。
自分の意志とは関係なく、法律や規則などのルールや周りの状況などの外的要因によってそうせざるを得ない場合に「~야 돼요」を使います。
「~야 해요」 は英語でいうと「must」に当たります。
「Aを達成する為、Bをやらなくちゃ」という本人の強い意志を表したい場合に「~야 해요」を使います。
上の例文で説明すると、「살을 빼야 돼요」だと、外からの圧力が働いている「痩せないといけない」です。お医者さんに「このままだと命にも関わります」と言われたとか、彼氏に「痩せろ!!」と言われとか。
一方「살을 빼야 해요」は、「もうすぐファンミだし、テヒョンと目が合ってもいい様に痩せないといけない(痩せなくちゃ!)」って感じです。
使い分けについての雑談
(ここからは私の個人的な解釈になりますので、お読み頂けるのであれば、さらっと記憶に残らない程度にお読み下さい)
書き言葉では「~야 해요」話し言葉では「~야 돼요」が使われることが多いそうです。
ニュアンスの違いは抜きにして…と書かれている記事も目にしましたが、私なりに理由を考えてみました。
「~야 해요」は自分の強い意志を表す言葉なので、自ら進んで感があります。
逆に「~야 돼요」は外的要因による表現なので、若干いやいや感があります。
例えば、文章で、「ゴミは分別して捨てなければいけません」と書く場合、本当は「ルールで決まってるし、近所の人がうるさいし、面倒だけどしょうがない…」みたいに外からの圧力に負けて、いやいやでも分別せざるを得ない「~야 돼요」で書くよりは、「ゴミ、きれいに分けて出したほうが気持ちいいよね。リサイクルも出来るし。分別しなきゃ!」「~야 해요」って書いたほうがかっこいいからかな~とか。
人からの誘いを断る時や、なにか言い訳をする時に、「~야 해요」より 「~야 돼요」の方が仕方ない感が出るからよく使われるのかな~と思います。
「今日の飲み会は行けません。」の理由で「~야 해요」を使うと「いやいや、飲み会より〇〇したいし」みたいな感じですが、 「~야 돼요」を使うと、「本当は飲み会に行きたいんですけど、〇〇しないといけなくて…申し訳ないです」 感が出そうなので、そちらを多用してるのかしらと。
日本語でも、「〇〇したいんです」じゃなくて「〇〇しないといけなくて…」の方をよく使ってる気がします。
なんでも「~야 해요」って頑張れる人になりたいですね。
とりあえず、私は、「다음에 노래방에 갈 때까지 한국어 가사를 외워야 해요.(次にカラオケに行くまでに韓国語の歌詞を覚えなくてはいけません)」
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