韓国語の助詞①~③まではこちら。
私…
3回に渡り、韓国語の助詞について勉強してきましたが、今回は「私」にそれぞれの助詞がつくとどうなるのかを勉強してみたいと思います。
「私+助詞」は会話で使われる頻度がとても高い為、省略形などが使用されることがあります。
助詞の勉強の前に、韓国語の「私」について。
韓国語で「私」は2パターンあります。
「나/ナ」と「저/ヂョ」です。
一般的には、同い年や年下には「나/ナ」、年上や目上の方には「저/ヂョ」を使います。
「わたし」ではなく「わたくし」って感じですね。
私は…
では、まず「私は」です。
나는/ナヌn
저는/ ヂョヌn
お友達など親しい人との普段の会話では、나는を省略して 난/ナnという事が多いようです。
난 가온야/ナn ガオnヤ/私はガオンだよ。
저는 가온이라고 합니다/ヂョヌn ガオニラゴ ハmニダ/私はガオンと申します。
私を…
次は「私を」です。
나를/ナヌn
저를/ヂョルL
こちらも、나는と同様親しい人との会話では날/ナLと省略される事もあるようです。
(ちなみに、「日」も同じ「날」です。)
날 데려가/ナL テリョガ/私を連れて行って
저를 데려가 주세요/ヂョルL テリョガ ヂュセヨ/私を連れて行ってください。
私の…
次は「私の」です。
내/ネ
제/ヂェ
本来は、「나의」「저의」ですが、省略形の「내 」「제 」が使われることがほとんどのようです。
もちろん、「나의」「저의」も通じます。
また、「私のもの」と言う際は、「내 것/ネゴt」が省略されて「내 거/ネゴ」になり、更に発音する時には「내 꺼/ネッコ」と言っている人が多いようです。
WEBで少し調べたところによると、文字として書く時に許されるのは本来「내 거」までですが、最近、とくに若い人の間では「내 꺼」と書く人が多いということです。
그 가방은 내 거야/ク カバŋウn ネッコヤ/そのバッグは私の。
그 가방은 제 것입니다/ ク カバŋウn チェゴシmニダ/そのかばんは私の物でございます。

「ネ」と「チェ」は日本語だと母音は同じ「エ」ですが、韓国語では「ㅐ」と「ㅔ」で母音が違いますので覚える時に注意しましょう。
もともと発音も違ったようですが、今はどちらも 「ㅔ」 の発音でいいとなっているようです。
ちなみに、人の名前などにその母音が入っていて、どちらかわからない場合、「아이에요? 어이에요?/アイエヨ?オイエヨ?」と確認するそうです。
(아이→ㅏ+ㅣ=ㅐのこと、어이→ㅓ+ㅣ=ㅔのこと)
私が…
次は、「私が」です。
내가/ネガ
제가/ヂェガ
「私が」の「私」も「私の」と同じ「내」「제」が使われていますが、「私の」とは違い、「나 가」「저가」とは言いません。
(実際には「저가」といっている韓国の方も結構いらっしゃるそうですが。)
내가 할게/ネガ ハLケ
제가 하겠습니다/チェガ ハゲッスmニダ
私と…
次は「私と」です。
「~と」という言い方には韓国語の助詞②で勉強したように、「~하고/ハゴ」と「~이랑(랑)/イラŋ(ラŋ)」があります。
どちらもおなじ「~と」ですが、「~이랑(랑)」は少しフランクな表現となるため、「저」には「~하고」の方が相性が良さそうです。
나랑/ナラŋ
저하고/ヂョハゴ
나랑 결혼해/ナラŋ キョロネ/僕と結婚して。
저하고 결혼해주세요/チョハゴ キョロネジュセヨ/私と結婚してください。
私に…
最後に「私に」です。
韓国語の人に対して使う「~に」には、 韓国語の助詞② で勉強したように、3パターンあります。
「~한테/ハnテ」は話し言葉でよく使われる表現。「~에게/エゲ」は書き言葉でよく使われる、少し丁寧な表現。「~께/ッケ」は目上、年上の人に使われる表現です。
한테と에게は나、저どちらにも使えますが、께は使いません。
나한테 /ナハnテ
저에게/ヂョエゲ
나 한테 줘/ナハnテヂョ/私に頂戴
저에게 주세요/ヂョエゲ ヂュセヨ/私にください
最後に
会話の中で使用頻度が多い「私」シリーズ。
スラっといえる様になれば、会話の出だしは随分スムーズになるのかも。
何度も繰り返し練習がしやすいように、表にまとめてみました。
一緒に頑張りましょう!

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