イルボンップニセヨ?
私は最近、とあるソウル在住の韓国人민준さんと知り合い、お互いに韓国語と日本語を教え合うという事をしています。
LINEでメッセージを送ったり、ボイスメモを送ったり、たまに通話で話したり。
年も同じ、趣味も同じということも有り、学校の同級生みたいな感じで話をしています。
で、先日、「ドラマで覚える中級ハングル」という本の音読を、민준さんに聞いてもらうことになりました。
(日記内のフリガナは読みやすくするために、アルファベットが入らないフリガナにしています。)

(じゃ、最初のセリフっと…)
일본 분이세요?
イルボンブニセヨ?

ん?イルボンブニセヨじゃない。
イルボンプニセヨ。

(ブと濁らせずにプって言えっていってるのかな?)
ん?じゃ、イルボンプニセヨ?

ん~まだ違う。「イルボンプニセヨ」

(何が違うんだ~・・・)
えっと…「イルボンプニセヨ」「プニセヨ?」

いや、違うって。
韓国人で「イルボンプニセヨ」って発音する人はいないんだって。
「イルボンプニセヨ」だって「イルボンプニセヨ!」 「イルボンプン!!」

あ~もぅ、いや、だけん、わからんって~。
こっちは初心者で耳よくないっちゃっけん、민준さんがいう「イルボンプニセヨ」 と私の「イルボンプニセヨ」のどこが違うかわからん!
字で書いて字で!

일본 분 → 일본뿐

え?「イルボンップン」?

そうそう。「イルボンップニセヨ」
ということで、1行目からダメ出しを受け、「일본 분」の発音が「일본뿐」であるという衝撃の事実を知りました。
(ちなみに、私は本のフリガナは隠して読んでいました。本に書いてあったフリガナは「イルボンプニセヨ」。CDに入っていた音声はちゃんと「イルボンップン」という発音でした。)
なぜ「일본 분」の発音が「일본뿐」になるのか?
민준さんに「なぜ?」と聞いてみたのですが、「いや、なんでかは解らないけど、韓国人はそう言うんだって」というネイティブあるあるな答えを返してきたので、自分で調べてみました。
そして、韓国語の発音の特殊な変化で、
「AのB」という意味で単語をつなげる時に、Bの頭の音が濃音化する場合がある
との情報をある本で見つけました。
つまり、
「일본 분」日本の方 → 「일본뿐」
「내 거」私のもの → 「내꺼」
「구두 가게」靴の店(靴屋) → 「구두까게」
「다음달」次の月(来月) → 「다음딸」
という風になるんだとか。
はぁ~・・・韓国語の発音の奥深さたるや・・・
まとめ
- 発音はネイティブの人に聞いてもらうのが一番
- 本のフリガナは当てにしない、読まない
- 教材はなるべくネイティブ音声が聞けるものにして、その発音を信じる。
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